映画『サプライズ』

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カナダのトロント国際映画祭アメリカのファンタスティック・フェストなど、各国の映画祭で話題を集めたシチュエーションスリラー。両親の結婚35周年を祝うために家族10人が集まる。しかし、そこへ突然キツネやヒツジ、トラといった動物の仮面をつけた集団が現れたことから、逃げ場のない密室で予測不能な事態が次々と巻き起こる。監督は、「V/H/S シンドローム」「ビューティフル・ダイ」などで新世代のサスペンス/ホラー作家として注目を集める新鋭アダム・ウィンガード。脚本もこれまでのウィンガード監督作をすべて手がけているサイモン・バレットが担当。

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ありがちなストーリーだが主人公のシャーニ・ビンソンがとてもいい。侵入者の頭を斧でメッタ打ちにしたり罠を仕掛けたりして反撃する。『エイリアン』のリプリーならこの程度当たり前だが、見た目普通のオネーサンであるシャーニがやることに意味がある。終盤でのミキサー(果物とか野菜をすりつぶすアレ)の新しい使い方にも感動した。

主人公エリン役のシャーニ・ビンソン

ただし、侵入者の数を増やすとかしてもっとシャーニの無双感が欲しかった。オレが求めているのは「被害者の無敵モード」であり、事件をキッカケに鬼神へと覚醒していく主人公。敵は侵入者3人+身内2人なので、あんまりサクサクも死なせられないんだろうけども。

尺が短めなので気軽に見始められる。自分にしては珍しく早送りなどすることなく、お行儀よく観ることができた。評価は★★★★☆。何度も見返したくなる映画ではないが、サブスクなりに楽しめた。

映画『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』

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映画のレビュー動画で興味を持ち、すぐにアマプラで視聴。あらすじとしては

主観映像のホラー「REC レック」シリーズを手がけたスペインのジャウマ・バラゲロ監督が、男の妄想をテーマに描く官能サスペンス。バルセロナのマンションで住み込み管理人として働く男セシルは、美しい住人のクララに目を奪われる。合鍵を自由に使える立場を利用したセシルはクララの部屋に忍び込み、ベッドの下で息を潜めてクララを待つようになる。そしてクララが寝静まると薬を嗅がせ、夜な夜な彼女の体を慰め続ける。次第にエスカレートするセシルは、自分がいた痕跡を残すようになるが……。

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というお話。いや上の紹介文だと全然面白くなさそうなんだけど、40〜50代男性のねじ曲がった変態性を、さらにひと晩煮詰めた気持ち悪さをおなかいっぱい味わえる。映画『ドント・ブリーズ』の問題のシーンに迫る変態描写。

主人公セシルの見事なサイコパスっぷりと、セシルが歪んだ思いを寄せるクララのハツラツさとの対比。クララの反応を見ながらエスカレートしていく変態行為。忍び込んでいることを知る子どもから強請られるセシルの不甲斐なさ。忍び込んだ翌朝、見つからないように部屋を出ようとするシーンのハラハラ感。まんまと見つかるんだけど。そしてラストシーンの絶望感。

セシルはただのド変態ではない。自分のストーカー行為を清掃人になすりつけたり、クララの恋人を自殺に見せかけて殺したり、自分を強請る女児をコテンパンに脅したりと、極悪非道っぷりにも目が離せない。

彼の年老いた母親が涙を流していたのはたぶん、息子の身を案じていたのだろう。そこはちょっとね、親を悲しませるなよと。見舞いのたびに自分の犯罪行為を話して聞かせるなよと。

オレの評価は★★★☆☆。

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映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード 』や『ゼロ・グラビティ』などが好みだ。分かりやすいハリウッド映画。それも何年かに1本観る程度。間違っても「趣味は映画鑑賞」とはいえない。が、冬は時間を持て余していることもあり、映画を観ることが増えた。

週に1〜2本ペースで観るようになって思ったのは、もったいなことをしてたな、ということ。何百億円もの制作費をかけたコンテンツをたった2,000円程度で楽しめるのだから、もっと映画館で見ておけばよかったなと。

サブスクで観ることもできるが、映画館の迫力には到底及ばない。とくに『怒りの~』は、絶対に映画館で観るべき映画だった。本当にもったいないことをした。

映画館まで観に行くことはオレにとって一大イベントだが、それでも年に2〜3回くらいは映画館で楽しみたいと思う。市内にも新しい映画館ができるらしいし。

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で、ことあるごとに「こないだ◯◯っていう映画見たんだけどさ」って、したり顔で語ってみたい。

最近見ている動画の話

冬の休日はヒマだ。バイクに乗ることができない。晴れていても寒すぎてバイク磨きすらできない。そんなわけで冬の休日は自宅で、ダラダラと動画を見ていることが多い。最近は以下のようなチャンネルを巡回している。

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映画紹介チャンネル。ここで気になった映画がアマプラにあれば、それを見たりする。が、このチャンネルの動画自体が面白い。軽妙な喋り。豊富なボキャブラリー。「見たい」と思わせる紹介の仕方。引き込まれる。

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製造業の情報。半導体製造工程・装置の解説が分かりやすい。製造工程のひとつである「エッチング」を解説するときにいつも言う「エッチな液で……」でニヤニヤしまう。

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八ヶ岳に購入したコンテナ(正確にはコンテナではない)をDIYでリフォームする女性のチャンネル。ときどき映る小動物がカワイイ。

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バイク乗りの女性によるツーリング動画。編集のクオリティが高く、BGMの使い方が上手い。動画の最後にいつも出てくる猫(ブリティッシュショートヘア)がカワイイ。

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家のDIY系。毎週日曜日の18:00ごろ更新(実は超楽しみにしている)。動画の雰囲気はユルいが、大掛かりな作業前には建築基準法を確認するなど、とてもキチンとしている。

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ミニバイクレースの車載動画。日本一速いGROM乗り。レースに取り組むひたむきさに心打たれる。ここまで打ち込めるものがあることが羨ましい。

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主にハーレーの、とくにスポーツスターを扱うカスタムビルダー。バイクの扱い方がとても丁寧で、スポーツスターを買うならココで買いたいくらい。「みんな大好きハンドルスッキリ加工」はオレも大好き。

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おもにBMWのR系を得意とするカスタムビルダー。どんなパーツでも旋盤やハンマーで作り出す。さらにそのパーツの形状のセンスがすごい。

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趣味・独学でギターを作る人。とくにこの動画は、まるで映画を見ているようだった。

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オレと同じ黄色のハンターカブに乗る人。同じバイクに乗る人には無条件に親近感が湧いてしまう。ちなみに「Bubba Johnny Foo」というチャンネル名だけで、この人の好きな映画がすぐに分かったw

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チャンネル登録はしていないが、海外のバイク・クルマ・自転車のレストア動画もよく見る。拾ってきたようなボロボロサビサビの車体が、新車以上にピカピカになってくのを見るのは気持ちがいい。レストア動画以外にも、ものづくり動画全般に惹かれる。なにかが出来上がっていくのを見るのが好き。

いまは映画を見ることにハマっているので、面白そうな映画、すでに見た映画の解説動画を見ることも多い。「なるほどあのカットにはこういう意味があるのか!」みたいな発見がある。膨大な制作費がかかる映画に余分なカット、無駄なカットなどひとつもないはずだ。監督の意図を、余すことなく堪能したい。

(今日もとくにオチなし)

近況報告

久しぶりの日記。バイクに乗っていないのでバイクネタはナシ。

仕事の話

先月までのヘヴィな業務。自分の「イマイチな出来」という評価と比べて、宣伝効果が過去イチ高かった。広報活動をロクにやらなかったわりに、取材の申し込みが例年より多かった。毎年取り上げてもらっているメディアのほか、全国放送のラジオ番組、NHK(これは県内の放送局)からも取材の依頼があった。

20年も継続していること、地域住民を絡めた活動をしていることもあるだろう。次年度はしっかり広報活動をして、今年度以上の成果を上げたい。

余談。誰でも知っている国民的アーティストが弊社(と思われる企業)を訪れ、それをベースに曲(朝ドラ主題歌)の作詞をしたと、ファンクラブ会報誌のインタビューで答えていた。なんか嬉しい。単純にSUGEE!と思った。いや、弊社のことじゃないかもしれないけど、やっぱりあれは弊社だ。

目の話

7月に緑内障と診断されたオレの左目。目薬(ラタノプロスト)の点眼を始めてから2回ほど検査をした。どちらの検査も「効果が出ていて問題ない」という結果に。点眼前よりも眼圧が下がっている。次回の検査は2月中旬で、このときに視野検査も行うことになっている。

緑内障とは関連がないのかもしれないが、先月くらいから左目がぼやけるような感覚がある。ぼやけるというか、焦点の合う距離が狭くなったというか。デスクワークでのPCの画面や、5mほど離れた距離では感じないが、2〜3mくらいの距離でそれを感じる……ことがある。感じないこともある。

老眼、もしくは近眼が進んだのかもしれないし、ただの目の疲れなのかもしれない。続くようなら診てもらおうと思う。

アクションカメラを買った

業務で行う動画制作が楽しくて仕方ない。頭の中でコンテを描き、撮影をしてBGMや効果音を選び、合成音声でナレーションを入れて、編集する。こだわれる部分が山ほどある。少しの違いで動画の出来が大きく変わる。

自分で作るだけでなく、外部の制作会社の立会いですら楽しいと思う。コンテのチェックや撮影場所の選定、登場人物のキャスティングなど、オレができることが少なくない。

こんな楽しい仕事はほかにない。ということで自腹でアクションカメラを買った。DJIのOsmo Action 5 Pro。

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現行では評価の一番高い機種だ。以前からiPhoneや一眼レフでの手持ち撮影時の手ブレが気になっていて、これを解決できそうなのがアクションカメラの手ブレ補正機能だった。たしかに「こうかは ばつぐんだ!」と感じた。

まずは採用活動用の動画制作で使ってみることにする。強力な手ぶれ補正機能を活かして、台車を利用して動きのある映像を撮ってみたい。iPhoneや一眼と比べてレンズが広角なので、広い空間や大きな建造物を撮るのにも向いているだろう。

10年後のこと

仕事に限ったことではないが、10年後のことをよく考える。61歳。まだ仕事をしているだろう。その頃には上でも書いたように動画制作の仕事ができていたらと思う。そういえば、弊社の企業紹介動画を制作してくれたクリエイターさんも、ちょうど自分の10歳年上だ。

10年後には弊社は1500名くらいの規模になっているだろう。いまの流れとして動画の重要さがさらに増していると思う。だとしたらオレにもチャンスがある。社内の広報担当として、動画制作業務のウェイトを増やしたい。現時点では動画制作の知識はほとんどないが、楽しいと思えるのでどうにかなるような気がしている。

今年のまとめ

仕事面ではすごく充実していた。冬の賞与が初めて大台を超えた。バブル崩壊世代としては上出来だと思う。そうそう、ここ数年の課題だった自分の後継者を見つけることもできた。これで自分の負担もだいぶ減らせる。減った負担を、前述の動画制作に回したい。

仕事以外ではハンターカブを買ったのが大きなトピックか。大満足だ。いいタイミングで買うことができた。黄色のカラーリングをメーカー希望小売価格が上がる前に。ほかにも欲しかったものを手に入れることができた。

話が戻るが、これからは常に10年後を意識していこうと思う。それは10年後の自分にどんな影響があるか?丁寧に生きていこうと思う。

近況報告と映画『ミリオン・ダラー・ベイビー』

シンドい業務が終わり、一気にヒマになった。いまはあと片付けをしたり、ヒマ潰しに同僚の業務を手伝ったりしながら過ごしている。悪くない。さきの寿命を前借りするような働き方をしていたんだ。しばらく休ませてくれ。

映画『ミリオン・ダラー・ベイビー』を見た

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00FNDKKOK/ref=atv_dp_share_cu_r

タイトルからして、女性ボクサーを育てて大金持ちになって終わる話かと思ったがそうではなかった。人工呼吸器を喉に差し込んだマギーのシーンで再生を停めて、レビューサイトであらすじを確認したほどだ。

レビューといえば、「バッドエンド」とか「胸糞映画」とか悪いレビューも少なくない。オレも昔だったらそう感じたかもしれない。50歳を過ぎて死が身近になったオレには、この映画で考えさせられることが多い。

首から下の麻痺は回復の見込みがなく、生きる希望を失った娘のような人物から「死なせてほしい」と言われたら、自分はどうするだろうか?逆の立場から。献身的に付き添ってくれる父親のような人物がいる状況で、自分は「死にたい」と考えるだろうか?

この映画の場合、「死にたい」と考えることもその希望を叶えることも、相手を大切に想うからこそだろう。自らが全身不随になってもフランクのことを気遣うマギー。マギー最期のとき、「死」を「眠り」に言い換えるフランク。互いに思い合う優しさが切ない。

明確な描写はないが、フランクが用意した注射器が2本だったことから、フランクもマギーのあとを追ったのだろう。マギー同様、フランクも最期は「いい人生だった」と考えていたと思いたい。

年内最後になりそうなハンターカブでのお散歩ツーリング

大きな業務がひと段落したが、なにかとバタバタしている(後述)。そして疲れがひどい。そんなわけで今日は休みを取ってハンターカブでお散歩ツーリングに出掛けた。

今週から急に寒くなった。や、それまでが暖かすぎたのか。けさは氷点下まで下がった。バイクで家を出た時間帯も、道路脇の気温表示は12℃ほど。正直寒い。

以前は真冬でもバイクに乗っていたが、このハンターカブではどうしようかと思っている。今年買ったばかりのバイクで融雪剤が撒かれた道路を走るのは気が引ける。

2ヶ所のコンビニでコーヒーをそれそれ1杯ずつ飲んで帰宅した。走行距離は60kmくらい。日が差していると暖かく感じるが、太陽が雲に隠れると寒い。やっぱり今日あたりがバイク納めになるだろうか。

仕事の話

言われた業務をホイホイ請けて、自分で仕事を作っているうちに、自分のキャパシティを超えてしまった。肉体的・精神的な疲弊。トシのせいもある。そんなわけで自分と似たスキルを持つ人物を採用するため、今週、4人の面接をした。「自分のスキル」は以下の通り。

  • web制作の知識(デザインからlinuxコマンドによるファイル操作まで)
  • 印刷物のデザインの知識(片面印刷のパンフから複数ページの冊子制作まで)
  • 映像制作の基礎知識

ほかにもいまの会社で身につけたスキルがあるが、まずは上記のスキルがあれば3ヶ月ほどで自分の負担が減るだろう。

だが、本当にスキルだけで人を選んでよいのか?という思いもある。オレは人の好き嫌いが激しく、合わない人物とはとことん合わない。相性の悪い人物とよい仕事ができるのか?依頼した業務だけをやってくれればそれでよいのか?気に入らない人物を育てようという気になるのか?など。

採用した人物が自分と合わないからといって、オレにはどうすることもできない。自分と同じような意識を持ち、自分や周りにも刺激を与えてくれるような人物であることを願うばかり。

切羽詰まっている。いまの状況では、あと1年もやっていけない。満足できない成果を量産するか、過労死するかのどちらかだ。

結論は週明けに持ち越し。アーメン。

ハンターカブのマフラーをSPタケガワ スポーツマフラーに交換した

ハンターカブ(JA65)のマフラーを、SPタケガワ スポーツマフラーに交換した。

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ウェビックの楽天市場店で購入。税込み63,746円。ハンターカブ用のマフラーはヨシムラあたりが人気なのかもしれない。オレは純正の見た目が好きなのと、ニーグリップならぬ"ふくらはぎグリップ"をガチガチにするので、純正ヒートガードを装着できるコレを選んだ。

見た目は完全に純正マフラー。だが、排気音が大きくなった。アイドリングではそれほど変わらないが、アクセルオンとオフのときが純正マフラーの音量よりも大きい。

純正マフラーはスチール製。こちらはエキパイ・サイレンサーともにステンレス製なので、多少の軽量化が実現できたのかもしれない。

サイレンサーと車体との固定が2ヶ所であることも安心ポイント。1ヶ所で固定するタイプのマフラーは、リヤサスの取り付け部が折れるという話もある。バイクにとっては致命的なダメージだ。

取り付けが終わってエンジンをかけてみる。エキパイとサイレンサーのジョイント部から盛大に排気漏れする。アクセルを吹かすとサイドカバーに水が飛び散るほどだ。自分の場合だが、エキパイとサイレンサーを固定するバンドを、取説の指示よりも後ろ寄りにすることでかなり改善した。

コンビニまでの試走で問題ないことを確認。装備を整えてひとまず下仁田方面へ。最高速が10km/hほど上がったような気がする。速度の上がり方も早くなったような。悪くない。排気音が大きくなっただけではなく、バイクの性能が上がった。

今日は11月半ばとしては異例の暖かさだった。下仁田では道路脇の気温表示が24℃となっていた。雪が降るまではバイクを楽しみたい。

仕事の話

負担の重い業務が終わった。反省点ばかり。肉体的・精神的に限界を超えたわりにボスからの評価はイマイチ。仕事の進め方に課題が残った。慰労会では新入社員がボスからアルハラパワハラを受けた。

オレは完璧主義で、この業務のすべてを把握していると思い上がっている。そのためか人に仕事を任せることができない。納得いくまで自分自身で手を動かしたい。だが、オレひとりでこの業務を完遂することは不可能だ。

協力者なしでは進められないこと。気に入らない人間に対しても仕事のために割り切ること。そして、オレは全能ではないことを忘れてはいけない。

次年度はいくつかの分野ごとに担当者を配置して、この業務を進めようと思う。自分の負担を減らすと同時に、自分が満足できる仕事をしたい。