日本語版になって嬉しい反面、なんだかフォントサイズが大きくなったと感じているユーザーの方も多いでしょう。そんな悩みもFirefoxとユーザースタイルシートを使うことで解決します。以下はFirefoxのuserContent.css(ユーザースタイルシート)を編集してフォントサイズを調整する手順。
まずは以下のフォルダを開きます。
Windows 95/98/Meの場合は
C:\Windows\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(英数字).default\chrome\
Windows 2000/XPの場合は
C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(英数字).default\chrome\
この場所にあるuserContent-example.cssを複製して(初めてuserContent.cssを編集する場合)、userContent.cssというファイル作ります。
userContent.cssをテキストエディタで開き、接続方法に応じて以下のどちらかの記述を追加します。
まずはSSL通信なし(http://www.google.com/calendar/)で接続している場合
@-moz-document url-prefix(http://www.google.com/calendar/) { body { font-size: 85% !important ; } }
そしてSSL通信で(https://www.google.com/calendar/)で接続している場合
@-moz-document url-prefix(https://www.google.com/calendar/) { body { font-size: 85% !important ; } }
自分がどちらの接続方法を使っているか、ということはブラウザーのURL欄を見れば分かると思います。最後にテキストエディタを閉じてFirefoxを起動(再起動)します。
いかがでしょうか?上は左がフォントサイズを再設定したFirefoxで、右が通常のInternet Explorerです。クリックすると拡大表示しますので比べて見てください。
これで日本語版で感じていた違和感が少しは薄れたと思います。font-sizeの値はお好みで変更するとよいでしょう。私の場合は85%で設定していますが、90%や80%あたりでもよいかもしれません。
追記
Firefoxを起動したまま上の作業をした場合は、Firefoxを再起動する必要があります。このため手順の一部内容を修正しました。ひよっこエンジニアリングさん情報ありがとうございます!
さらに追記
SSL接続のあり・なしで記述方法を変えないと、変更した文字サイズが適用されないことが分かりましたので、手順の一部内容を修正しました。皆さんスイマセン。
ですがSSL接続なし(http://www.google.com/calendar/)でGoogleカレンダーを使っている方も、念のためにSSL通信(https://www.google.com/calendar/)でデータのやりとりをするのがオススメです。
また追記
2006年9月27日の時点で、Googleカレンダーのフォントサイズに対する変更がされたようです。デフォルトの状態で文字が一段階小さくなっています。詳しくは風待ち日記 - Googleカレンダー日本語版のフォントサイズが小さくなりましたをご覧ください。これでIEユーザーも、CSSを編集するのが面倒だったFirefoxユーザーもひと安心。
関連情報
風待ち日記 - Googleカレンダーの土・日の文字色を変更する方法もご覧ください。