翔泳社から6月14日に刊行となる『SNSの研究 あなたはまだ「マイミク」のことが好き?』という書籍で一部執筆しましたので、今日はその本の紹介をさせてください。
以下Amazonより引用
内容紹介
ソーシャルメディアが開くコミュニケーションの未来!
日本のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、2004年2月にGREEとmixiが相次いでサービスインしたことにはじまります。それからわずか3年で、mixiは「ミク中(ミクシィ中毒)」という言葉を生むほど数多くの愛好者に支持され、日常的なウェブサービスとしてすっかり定着しています。
しかし、2007年頭前後から、プライベート情報の流出や、狭いコミュニティでの交友関係に苦心する「ミクシィ疲れ」といったネガティブな出来事も目に付くようになりました。一方では、ケータイ端末でのSNSが急速に規模を拡大しているほか、ブログとSNSの特徴を併せ持ったような「ミニブログ」と呼ばれるサービスが次々と台頭してきています。
このように日本におけるソーシャルなインターネットメディアは、ひとつのピークを迎えて次の段階へと移っているようです。本書では、ソーシャルネットワーキングが日本でどのように受け容れられてきたかを振り返るとともに、今後さらなる発展の可能性や、解決すべき問題点、そして新しいサービス形態の萌芽など、多角的な視点からソーシャルメディアの現在と未来を検証します。
目次
Part 1:SNSはどこへ向かうか
- ソーシャルネットワーキングはネットとリアルの関係を変えていく/佐々木俊尚
- Singing new songs「新しい歌」/寺本秀雄
Part 2:ソーシャルメディアの可能性
- 世界のSNSは多彩で充実している/原田和英
- 意外とクチコミに向かないSNSで上手くマーケティングする方法/保田隆明
- モバゲータウンのDNA リアルとヴァーチャルを揺れ動くケータイSNSの世界/畑村匡章(株式会社ディー・エヌ・エー)
- Twitter・Vox・Tumblr・コトノハ ミクシィに疲れたアナタにおすすめ ユル〜いソーシャルメディアたち/齊藤和生
- Singing new songs「ビヨンド・ザ・タイム」/寺本秀雄
Part 3:素晴らしき「マイミク」の世界
- 極私的mixiクロニクル 僕と誰かとミクシィで/田口和裕
- 古屋兎丸さんが二十年前の記憶を漫画に昇華させるためにソーシャルネットワーキングがどんな役割を果たしたのか? またはサブカル部部室としてのmixi
- コミュニティ管理人は指四本で殺れる/平山亜佐子
- ミクシィ疲れの傾向とその対策 SNSはルールのない荒野だった/「シナトラ千代子」管理人
- Singing new songs「アイネ・クライネ・ナハトミクシィ」/寺本秀雄
Part 4:本当は危険なSNS
というわけで、私が執筆したのは「ミクシィに疲れたアナタにおすすめ ユル〜いソーシャルメディアたち」という部分。ミクシィとは違う楽しみがあるユル系SNSをいくつか紹介しています。
執筆のお話をいただいたのが、ちょうど日本でTwitterが話題になり始めた直後。その後Twitterは頻繁なメンテナンスを繰り返し、なんだかアブナイ状態に見えましたが、とりあえず今もサービスが提供されていて何よりです。ありがちな話かもしれないけど、執筆段階とは全く違うサービスに化けてる、なんてことがなくて本当によかった。
あとAmazonで私の本名で検索したらこの本が出てきてちょっと感動です。それなんて田舎モン丸出しの行動?
その他、初めての執筆に対する感想などは、この本が刊行されてからあらためて書きたいと思います。