部屋干しのニオイには1年を通して使えるハイブリッド式除湿機を - 製品レビュー「パナソニック F-YHD100」 その1


部屋干しのイヤな匂いについて

ところでそこの奥さん、雨の日や夜間に洗濯した洗濯物のあのイヤなニオイ、気になりませんか?洗剤で洗ったはずなのに、男性的というかワイルドというか、……なんていうんだろう、ワキガのニオイ?そう!まさにワキガのニオイ!実はあのニオイの原因は、湿った状態が長く続くと繁殖する雑菌やカビなんです。

雑菌!そしてカビ!想像してみてくださいよ奥さん。雑菌だらけのタオルで風呂上がりに体を拭いたり洗顔後の顔を拭いたり。カビだらけの下着を身に着けたり。給食当番の我が子が、ドロッドロッに雑菌・カビまみれのマスクを付けていたり……。

本来であれば、洗濯物は晴れた日中に屋外で干すのが理想的。洗濯物がカラッと乾くし、日光にあてるのは殺菌効果もあるんです。でも、一人暮らしや共働き世帯では難しいですよね。また、我が家のように入浴後の残り湯で洗濯をする家庭も多いことでしょう。ちなみに、入浴後の残り湯には雑菌がウジャウジャいるといわれています。

我が家の場合は残り湯・夜間・部屋干しというまさに「雑菌コンボ」。とうぜん、梅雨から始まる湿度の高い時期には、洗濯物のニオイに悩まされていました。洗っても洗ってもニオイがとれず、お気に入りの服を泣く泣く捨てたことさえあります。そんな洗濯物のニオイに終止符を打つべく導入したのが除湿機です。

と、前置きが長かったですね。さっそくパナソニックの除湿機、F-YHD100についての製品レビューです。まずは製品の簡単な特徴から。

1年を通して快適に使える「ハイブリッド方式」

除湿機のタイプは湿気を摂る方法により、暑い夏に適したコンプレッサー方式と、寒い冬に適したデシカント方式の2種類に分けられます。

2つの方式を融合させることで1年中快適に除湿してくれる「ハイブリッド方式」、というのが、このF-YHD100の大きな特徴です。暑い時期は温度上昇しにくいコンプレッサー方式で、寒い時期はパワフルに衣類を乾燥できるデシカント方式でと、動作モードを自動的に切り替えてくれます。季節を問わず、1年を通して除湿機を利用したい方にはオススメ。

パナソニックの除湿機は洗練されたデザインなので、使用後もそのままお部屋のすみに置いておくことができます。

立体的に動くルーバーで効率的に衣類乾燥

本体上面。操作パネルのボタンは機能ごとに分類され、とても分かりやすい印象です。

吹出口のルーバーの動きにより、広い範囲に風をあてることができます。送風範囲を「ワイドモード」にすれば、シーツやバスタオルなど、大きな洗濯物の乾燥も効率的に。

本体背面。ここから室内の空気を取り込みます。フィルターに装備された「スーパーアレルバスター」、「バイオ除菌」で、空気中の花粉や雑菌、カビを抑制します。

本体底部のキャスターで左右方向への移動もラクラク。大きな洗濯物や大量の洗濯物を乾燥させる場合に便利です。

多彩な除湿・乾燥モード

除湿は強・中・弱のほか、快適な湿度に調節してくれる「おまかせモード」の4種類。衣類乾燥にも

  • 省エネ(自動停止)
  • 速乾(自動停止)
  • ターボ(連続)

の3つがあります。夜間の室内干しには「速乾(自動停止)」に比べて約40%も節約できる「省エネ(自動停止)」がオススメです。

その他写真で見るF-YHD100

ハンドルを立てた状態。本体重量は12kgなので、1階⇔2階の移動は、か弱いそこの奥さんにはちょっとキツイ。

前面にある冷風吹出口。夏のお風呂上がりにちょっと涼みたい、なんていう場合に重宝しそうです。

本体横から引き出すタンク。容量は2.9リットルで、満水になると自動的に運転停止となります。

以上、製品の特徴を紹介しました。次回の「製品レビューその2」では、部屋の湿度や洗濯物の乾き具合などをレポートする予定です。奥さん、ちょっとのそこの奥さん、お楽しみにー。