今回購入したトピーク ジョーブロースポーツには、日本語の取扱説明書というものがありません、吊り下げ陳列用の紙っペラの裏に、外国語で簡単な特徴と使い方が書かれているだけ。私のような自転車ビギナーにはコレではツライ。というわけで、ジョーブロースポーツでの空気の入れ方仏式バルブ編です。
まずはヘッドを見てみましょう。ジョーブロースポーツのヘッドは「ツインヘッド」といって、空気を入れる口金が2つあります。グレーの口金が仏式バルブ(Presta valve)と英式バルブ(Dunlop valve)に、黒の口金が米式バルブ(Schrader valve)に対応しています。よく見るとそれぞれPとSの刻印があります。ロードバイクやクロスバイクなどに多い仏式バルブにはグレーの口金を使います。
口金をロックするための黄色いレバーは、アルミニウムが使われています。安い空気入れにありがちな樹脂製のレバーと違い、自転車のバルブをガッチリ確実にロックできます。
次にエアゲージを見てみましょう。エアゲージのメーターはBARとPsiの2種類の単位で表示されます。またメーター周囲のリングが、ちょうどダイバーズウォッチのベゼルのように回転します。たとえば100Psiまで空気を入れる場合は、100の目盛りに赤い▼を合わせておくとよいでしょう。
忘れてはならないのが、タイヤの適正空気圧。自転車のタイプや乗る人の体重によっても変わりますが、よく分からない場合は自転車のタイヤを見て確認します。サイドウォールに○○BARとか○○PSIと書かれているのが、そのタイヤの適正空気圧。まずはこの空気圧まで入れて、もう少し固めに、とかもっとソフトに、という自分の好みを探してください。
では、早速空気を入れてみましょう。まずは自転車のバルブの先に黒いキャップが付いている場合は、それを外します。この写真のように細いバルブが仏式バルブです。先端の子ネジを緩めたり締めたりすることができます。
その子ネジを写真のように緩めます。そして指で子ネジを押してみましょう。「プシュッ」と空気が抜ければオーケー。先端の子ネジは固着しやすいので、空気を入れる前にはこの作業を必ず行ないます。仏式バルブに空気を入れるときの儀式と覚えておくとよいでしょう。子ネジが固着していると、空気を入れることができないからです。
それでも空気が入らない場合は、子ネジを「プシューーーーー」と長めに押して、一度チューブ内の空気圧を低くしておくとよいかもしれません。
では、バルブにポンプの口金をセットします。最初にスコッと軽く入るので、そのあとギュッと押し込みます。そして黄色いレバーを写真のように倒します。
あとはハンドルをひたすら上下させてポンピング。80Psiまでは軽々入りますが、それ以降がキツくなります。
体重をかけないと空気は入っていきません。それでもエアゲージの針の動きが、確実に空気が入っていることを示しています。目標の空気圧まで入ったら、子ネジを締めて作業完了です。
仏式バルブの自転車に正しく空気を入れるためのまとめ
- バルブ先端の子ネジを必ず緩める
- 子ネジを押して固着していないことを確認
- バルブに口金をしっかりと差し込む
- ヘッドのロック用レバーの倒す方向を確認
- 体重をかけてポンピング
- 子ネジを締めて作業完了
いかがでしょうか?適正な空気圧のタイヤというのは硬すぎず柔らかすぎず、安心して気分よく乗ることができます。タイヤの空気圧の管理は、楽しい自転車ライフの大前提。その空気圧の管理には、使いやすいエアゲージ付きのフロアポンプがオススメです