以前からミリタリーテイストの服をよく着ています。過去にはB-3やN3-B、N2-Bなど。今はMA-1を2着持っています。
ひとつは3年ほど前に購入したテッドマンのMA-1。価格的にそれほど高いものではありませんが、当時の仕様に沿った、ビンテージレプリカっぽい作りのMA-1です。
でもこの「当時の仕様に沿った」作りが、寒がりの私にとっては大問題。幅の広い身幅や太い袖、短すぎる着丈は、冬のアウターとして着るには実用性に欠けます。インナーとのすきまを、風が通り抜けていくような寒さを感じるのです。
もちろんこのシルエットには、「マッチョなパイロットが狭いコクピットの中で着るもの」という前提があるのも理解しているのですが。
そして、もうひとつ所有しているのがALPHAのHOODED MA-1。
こちらはMA-1をタウン用にアレンジしたものです。HOODED MA-1は、いわゆるビンテージレプリカと比べて以下のような違いがあります。
- 身幅と袖が細め
- 着丈が長め
- 中綿が化繊(ビンテージレプリカは中綿がウール)
- 襟にN-3B風のフードが付いている
この違いにより、冬のアウターとしての実用性が高まっています。体にフィットするし、着丈も長く、中綿が化繊なので着心地も軽い。
さらにフード付きというのはすごく暖かい。や、フード付いてる時点でMA-1じゃないのは分かってます。でも普通のMA-1を着たときって首周りが絶望的に寒い。といってMA-1にマフラーを巻くのなんだかヤボだし。このフードは私が一番気に入ってる点です。
初めて見たときには「フード付きなんて邪道だなあ」なんて軽蔑さえしてたんですけどね。とあるお店で実際着てみたら「うわ!コレあったかいかも!」と感動したほど。
上で書いた以外のHOODED MA-1のディティールは、ALPHAの昔ながらのMA-1と同じ。セージグリーンの表地に同色ファスナー、ハンドウォーマーにはフラップが付いて、裏地はもちろんレスキューオレンジ。テッドマンと比べると丁寧な縫製がされています。
HOODED MA-1はあまり売れなかったのか、1シーズンで販売を終了したようです。私がHOODED MA-1を購入したのもカタログ落ちしてから。実用性が高いだけにちょっと残念。ALPHAにはビンテージレプリカのような表地で、このHOODED MA-1を再発売してほしいと思います。