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TOKIO長瀬智也のCMでおなじみ、日立の液晶テレビWoooのUTシリーズの製品レビューです。今回お借りしたのは大きさが32V型でカラーは白。
液晶モニターの薄さ、製品としての質感は感動モノ
箱から取り出して驚いたのは、CMでも強調されている液晶モニターの薄さ。
さらに、美しいとさえ感じられる液晶モニターの背面。壁にベタっとくっつけてしまうのがもったいないほどです。
半透明のベゼルが美しい。フチに向かってなだらかに薄くなっていく、最近のアップルに似たデザイン手法。
こちらはWoooステーション。地上・BS・110度CSデジタルチューナーや、250GBのHDDレコーダー機能などを備えます。
Woooステーションの前面とびらを開けると、B-CASカードスロット・iVポケット・SDメモリーカードスロットなどがあります。
こちらがiVDR-S。交換式のHDDといったところで、内蔵HDDが番組でいっぱいになったら、iVDR-SをiVスロットに挿入してさらに番組を録画することができます。
Woooステーションの背面です。ご覧のとおり、従来のテレビでメインだったコンポジット入力端子(黄、白、赤)が1つしかありません。我が家ではテレビとビデオデッキ・DVDプレーヤー・プレステ2を全てコンポジットで接続していたので、それぞれの機器を使うたびにケーブルをつなぎ換えるなどという事態が起こりました。
付属のリモコンです。当然のことながらテレビの視聴、番組の録画、録画した番組の再生などを、このリモコン一つで操作できます。
セットアップも簡単
では、さっそくセットアップしてみましょう。準備として忘れてはいけないのが以下の5点。
- 液晶モニター・Woooステーションのそれぞれに電源コードを接続する
- 液晶モニターとWoooステーションをHDMIケーブルで接続する
- Woooステーションにアンテナ線を接続する
- WoooステーションにB-CASカードを挿入する
- 付属のリモコンに電池を入れる
以上の作業後に電源を入れると、「かんたんセットアップ」の画面が表示され、住まいの郵便番号を入力したり地域を選択することで、自動的に設定が行なわれます。時間にして約5分といったところ。本当に簡単なので、たとえばネット通販でこのWooo UTを購入したとしても、設定方法に迷うことはほとんどないでしょう。
さっそく番組を見てみる
さて、ここからが本題。セットアップの完了したWooo UTで番組を見てみます。前置きとしてこれまでの我が家のテレビ環境などをご紹介。
- テレビは7年ほど前に購入した21型のブラウン管
- 地上デジタル対応のUHFアンテナで、自宅から20kmほど離れた送信所からアナログ波を受信
- 番組の録画はビデオデッキで
- その他再生専用のDVDプレーヤーとプレステ2をテレビに接続
と、地方の一般家庭に多い環境なのではないかと思います。もちろん地上デジタル波でテレビを見るのは今回が初めて。で、初めて地上デジタル波でテレビ番組を見た感想は
- 人の顔など、ディティールがすごくよく見える
- テロップなどの文字がシャープに感じる
- 地上デジタル波に対応した番組では画面がワイドになる
- 従来の4:3の画面用に作られた番組では、左右両端にとって付けたような部分が存在する
というもの。ディティールがよく見えるようなったのは、テレビに出演する側も意識しているようですね。曰く「地デジだとシワやシミが目立つ」んだとか。確かにニュースを読み上げるアナウンサーの、まつ毛の一本一本さえ見えるほどです。
テロップなどの文字は、とくに地デジ用に作られた番組の場合に感じます。難しい説明は省くとして、テロップ一文字あたりの情報量が増えた、というのがその理由になるでしょう。昔のケータイと今のケータイぐらい違います。
3番目と4番目については、アナログからデジタルへの移行期である今を象徴するような現象と言えます。見ていてそれほど違和感は感じないものの、画面の両端に番組ロゴがタイル状に並んでいたりするのは、やっぱり「?」と思ってしまいます。
スピーカーは及第点か
画面のキレイさに比べて、音声が聞き取りづらいと感じることがありました。とくに一つのシーンで人間の声やBGM、効果音など複数のソースが存在する映画を見ているとき。人物の声が聞き取りにくくて、ついついボリュームを上げてしまいました。
設定を変えてもそれほど変化は現れず。ブラウン管ではこういうことは感じなかったんだけどなあ。薄いボディに収まる薄型スピーカーでは、「映画の音声を聞き取りやすくする」というのは難しいのだろうか?それとも映画は大音量で見るのが見るのが当たり前?
というわけで、【録画編】に続きます。
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