Dreamweverユーザーにとっては悪夢の不具合
Dreamwever（以下「DW」）のあるバージョンでは、DW上でフォルダ名や画像のファイル名を変更すると、画像への参照を含んでいるCSSファイルが破損するという不具合があります。実はこれ、昨日の私が実際に遭遇したものです。調べてみたら結構有名な不具合なんですね。
Googleで「dreamweaver css 破損」を検索
皆さん書かれているように、CSSのバックアップファイルがない場合、心臓が止まるような思いをします。冷や汗が出るというか。CSS書くのって意外と時間かかるんですよ。
最初におおざっぱにCSSを書いて、たくさんのブラウザでプレビューしながら表示上の不具合を直して、「あ、この画像のファイル名、分かりにくいなー」なーんて軽い気持ちでDWでファイル名を変更すると、なんか表示がおかしい。問題のありそうなCSSを開いて初めて破損していることに気付く。「……CSS……バックアップしてなかったよな……また最初からCSS書くのか…」みたいなことになります。
昨日の私はモロにこのパターンで、5分くらい真っ白になってました。もう何も考えられない。頑張って育て上げたCSSの内容が、無残にも途中から消えてなくなってる。しかもトップページ用とサイト内共用の、重要な２つのCSSファイルが！
DWのテンポラリファイルに救われる
で、5分後。意外なところからCSSを復元させることができました。それは
C:\Documents and Settings\（ユーザー名）\Application Data\Macromedia\Dreamweaver 8\Configuration\Temp
の中にある、○○.tmpというファイルです。更新日時が破損した当日になっているものあれば、とりあえずテキストエディタで開いてみましょう。もしかしたらこの.tmpファイルの中に、破損以前のCSSが記述されているかもしれません。私の場合は幸いにも、２つとも○○.tmpファイルから9割がた復元させることができました。
これらの.tmpファイルがどのような目的で生成されるのかは分かりませんが、DWでCSSが破損した場合、この方法を覚えておくと役に立つかもしれません。
この不具合を解決する方法
この不具合は最新のDW CS3でやっと解決したようなので、それ以前のDWを使っているユーザーは注意が必要です。私が使っているのはDW 8ですが、アップデートした8.0.2*1の状態で起こりました。アップデートしてもこの不具合は解決しないということですね。
また私の場合、これを機会に作業用フォルダのバックアップを徹底することにしました。使っているのはRealSyncというフリーソフト。
いくつかバックアップソフトを試してみましたが、バックアップ実行時の動作が最も軽いのがRealSyncでした。自動で3時間に一度*2、もしくはDWでファイル・フォルダ名を変更する前に、RealSyncでバックアップを実行しています。DWユーザーもそうでない皆さんも、ぜひお試しください。
