Web Site Expert #32の記事を執筆しました

9月23日発売のWeb Site Expert誌に4ページほど執筆しました。今号の特集記事は「インプット/アウトプット・クラウド・サイクル 知的生産のWeb技術」。その中の第2章「こうして情報をサイクルさせています」で、「Webの現場で役立つクラウドツール」というタイトルで書いています。

Web Site Expert #32|gihyo.jp … 技術評論社

具体的には、Web制作の現場でクラウドを利用するとしたらこんな使い方、みたいな内容となっています。皆さんお忘れかもしれませんが一応、私の本業はWeb制作なんですよ。というわけで、Web Site Expertは全国有名書店およびAmazonでご購入いただけます。以上。

だけでは面白くないので、今回の執筆のウラ話でも。

執筆のお話は8月のはじめごろ、以前からお世話になっている編集者の方からいただきました。現在の私の状況からすると、育児で忙しいのでチョット無理です、という流れになるのが自然ですが、目前に控えたお盆休み。そして子どもたちは奥さんの実家へ帰省する予定だったので、今ならイケるかも!とありがたく受けさせていただくことに。

文字数は本まるごと一冊分に比べたら少ないけど、私にとっては長文レベル。執筆経験の少ない私がひとつのテーマで指定の文字数を埋めるのには無理があります。中盤あたりで文章が破綻し、なんだかよく分からない原稿になるのが予想できたので、いくつかのツールを紹介していくという方向性で書くことにしました。

前回の単著「シゴトはネットで片づける!」から、編集者の方とGoogleドキュメントを共有して執筆作業をすすめるようにしています。ちなみにGoogleドキュメントは、少し前からMS Wordっぽいというか、ややこしいインターフェースになってしまったのですが、設定から旧バージョンにすることが可能です。

シゴトはネットで片づける!
齊藤 和生
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準備として、紹介するツールをリストアップして各ツールの使い方を把握。そのツールがWeb制作のどんなシーンで役立つか、みたいな下調べに1週間くらい。Googleドキュメント上での執筆作業がのべ24時間くらい。仕上げに各ツールの画面をキャプチャ画像にキャプションを付けて原稿は完成。

執筆中には文章について葛藤がありました。「せっかくだから普通の文章ではなくて、もう少し個性を出したほうがいいよね?」とか「私に執筆の話がきたということは、育児日記を期待されてるんだよね?」とか「いやいや、『Web制作の現場』っていうことで私に依頼が来たんだよね?そういうテーマで普通に書くべきだよね?」とか。たぶん最後のが正しいのだと思いますけれども。文末の「…スマートフォンだけに.」という、とって付けたようなダジャレにそういった葛藤が現れてるんじゃないかと思います。

編集者の方に執筆作業が終わった旨を連絡し、キャプチャ画像をメールで送信。しばらくして送られてきた版下で「あー雑誌のレイアウトってやっぱいいよねー。書籍のレイアウトとは全然違うよねー」なんてことに感動しつつ校正。作業工程としては最後にあたるキャプション部分での修正が3箇所もあり、やっぱ眠いときに文章書くのはよくないなー、と反省しました。

さきほど、技術評論社のサイトでWeb Site Expertの目次を確認してみたのですが、ほかに特集記事を執筆されている方たちのお名前を見てビックリ。そうそうたる顔ぶれです。個人的には、安田理央さんがWeb Site Expertでどんなことを書いているのかが楽しみです。

というわけで、Web Site Expertは全国有名書店およびAmazonでご購入いただけます。ぜひお手にとって、文末の「…スマートフォンだけに.」のダジャレをチェックしてみてください。

Web Site Expert #32
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